2004年 MotoGP 世界選手権シリーズ第13戦
ドーハ(カタール) 〔10月2日(土) 決勝 天気 晴れ〕

#56 中野真矢 〔予選5位 決勝リタイア 総合ランキング13位〕

ここは初開催のサーキットなので、まずはコースを覚えることに集中してラップを重ねた。初日は砂埃がすごく、路面が滑りやすい状況だったが、練習予選ともに常にトップ10に入っており、まずまずスタートがきれた。その調子で予選は今期最高タイの5番手、マシンの仕上がりも順調にきていた。
ただ、何度か練習中にエンジントラブルがあり、決勝日の朝にもトラブルが出たので、エンジンには不安を抱えたままのレースとなった。スタートはうまくいき1周目は4番手。2周目で前を行くルーベン・シャウス選手を抜き3番手を走行していた。その頃からエンジンの異変に気づき始めていて、最後はエンジンが壊れリタイアとなってしまった。
せっかくいい調子で来ていて、この結果は非常に残念だ。しかし、前回に引き続き3位を走行できたことは次への自信に繋る。1週間後のマレーシアに向けて備えたい。
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ハラルド・エックル (カワサキ・レーシングチーム監督)

真矢がここで再びZX-RRですばらしい走りを見せたのに、エンジントラブルでレースを終えなければならなかった。我々はエンジンを最後まで持たせることが、今の最重要課題であることはわかっている。真矢はすばらしい仕事をしてくれた。だからこそ、真矢の悔しい気持ちは良くわかる。
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