2004年 MotoGP 世界選手権シリーズ第12戦
茂木(日本) 〔9月19日(日) 決勝 天気 晴れ〕

#56 中野真矢 〔予選12位 決勝 3位 総合ランキング11位〕

今日はカワサキ、ブリヂストン、そして僕にとってすばらしいレースとなった。スタートして1コーナーへ集中していく周りのマシンから、異様な雰囲気を感じたので、とっさにイン側を選んだ。その直後あの多重クラッシュが起こり、結果、コーナーを立ち上がるときには4位を走行していた。その後も3位を走行中のマルコ・メランドリ選手を交わそうとラップを重ねたが、なかなかうまくいかなかった。しかし、レース後半になってもタイヤのグリップが落ちておらず、いくつかのポイントでメランドリ選手に対してのアドバンテージを感じていた。彼を交わした際、きっとすぐにイン側をついてくると予想していたので、それに備えていた。その後もベストラップに近いタイムで走ることができ、後続を引き離すことが出来たのだが、最終ラップは、今までのレースの中でも一番長く感じられた。チェッカーフラッグを見た後も、本当に3位になったのが信じられなかった。
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ハラルド・エックル (カワサキ・レーシングチーム監督)

一番重要なことは、今日のこの結果が、今後のレースにとってのモチベーションを高めてくれたことだ。我々は、今日このニンジャZX-RRのポテンシャルを目の当たりにした。チーム、そしてブリヂストンにとってもとても嬉しいよ。ここに来るまでの何ヶ月ものハードワークが報われたね。しかし、この結果は真矢なしではありえなかった。彼はすばらしい仕事をしてくれたよ。
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