2004年 MotoGP 世界選手権シリーズ第10戦
ブルノ(チェコ) 〔8月22日(日) 決勝 天気 曇り〕

#56 中野真矢 〔予選24位 決勝12位 総合ランキング13位〕

夏休み明けのチェコは、天気も安定せず予選は2日間とも雨となり、レインコンディションの中でのセッティングが見つけられないまま、予選順位は最悪の24位となってしまった。しかし、ドライコンディションのセッティングではまずまず走れていたので、決勝日は晴れることを祈っていた。
決勝はドライで走ることができ、スタート後1周目で何台かをパスし、ペースを上げようかと思ったのだが、コーナーでバイクが跳ねてしまい、うまくペースを上げることが出来なかった。しかし、今回は新しいエンジンパーツなどがあったので、データを取る為にと、最後まで走りきることに頭を切り替え走っていた。
結局他者の転倒もあり12位でゴール。予選結果を考えれば順位的には良かったのかも知れない。しかし、今回はいろいろな問題が出てしまったので、明日からのテストでその辺を解消し今後のレースに備えたい。
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ハラルド・エックル (カワサキ・レーシングチーム監督)

あの後方からのスタートで、ポイントを獲得できたことについては満足している。しかし、真矢とアレックスにとっては大変な仕事だっただろう。今のところ、我々には十分なトップエンドでのパワーが無いため、ストレートで交わすことは難しい、そして2人ともレース序盤でタイムをロスしてしまった。もし、我々がもう少し前からスタートしていれば、トップテンに届いていただろう。今回は非常に厳しいレースウィークだった。しかし、この後2日間のシャーシ、サスペンション、エンジン仕様のテストで、来るレースへの解決策を見つけられるよう期待している。
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