2004年 MotoGP 世界選手権シリーズ第2戦
ヘレス(スペイン) 〔5月2日(日) 決勝 天気 雨〕


#56 中野真矢 〔予選6位 決勝9位 総合ランキング10位〕

予選初日の時点で、2日目は雨という予報だったので、1日目からある程度のタイムを狙っていた。その結果、1日目は思い通りの走りが出来て6位、2日目は予報どおり雨だったためタイム更新が出来ず、結果1日目のタイムが予選順位となり6番手を獲得することが出来た。
決勝も雨で、予選2日目のレインコンディションの中での走りがいまひとつだったこともあり、少し不安もあったが、「まずは自分なりのベストを尽くそう」という気持ちで走った。スタート後あまりペースを上げられず苦しい展開だったが、ラップタイムは安定していて、後続を振り切ることができ、9位でレースを終えた。
この結果については、当初の目標だったトップ10入りを獲得できたことで満足しているが、レース内容としては、トップから離されすぎてしまったことは残念だ。
明日から2日間、ここヘレスでテストをする予定なので、少しでもいい方向性を見つけたい。
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ハラルド・エックル (カワサキ・レーシングチーム監督)

今日は、この大変なコンディションの中、2人のライダーが共にポイントを獲得できたことをとても嬉しく思う。真矢はトップ10でフィニッシュしたが、もし、ドライコンディションでいたら、金曜日ブリヂストンのスリックタイヤで見せた走りのように、もっと高い位置でフィニッシュできたのに、と考えずにはいられない。しかし、2人とも、もう少しアグレッシブなスタートが必要だね。真矢は1コーナーでいくらかポシションを落としたし、アレックスは後ろのライダーにオープニングラップで抜かれてしまった。そうは言っても、今日の結果を2人とも喜んでいると思うよ。真矢は我々にとって今期初となるトップ10を獲得したし、アレックスは今シーズン最初のポイントを獲得したからね。
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