2003年 MotoGP 世界選手権シリーズ第14戦
セパン(マレーシア) 〔10月12日(日) 決勝 天気 曇り〕

#56 中野真矢 〔予選5位 決勝8位 総合ランキング9位〕

ここは昨年M1で一度走っているので、その経験を生かしたいと思っていた。
初日は茂木と同じようにエンジンブレーキのコントロールに苦しんだが、2日目からはそれも改善され、少しずつ攻める走りが出来てきた。最終的に5位となり、予選を通して満足の行く結果が得られた。それでも、トップとはまだまだ差があったし、厳しいレースになると予想していたが、何とかトップグループに喰らいついて行くつもりでいた。
レースになって、スタートは悪くなかったのだが、1コーナが少し混乱していたので、リスクを避けて走らなければならず、1周目は9位で走行することになった。その後宇川選手をパスし8位で走行していたが、一度ブレーキングをミスして再び宇川選手にパスされてしまった。その後はペースも安定してきて、終盤でベイリス選手に追いつき、残り2周でパスし結果8位でゴールした。
今週はまずまず安定して走れていたが、トップに追いつくには、まだ0.5秒くらいラップタイムを縮めて行かなければならない。今回もまた色々な問題点が出たので、これを次からのレースに生かして行きたい。
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金子直也 (ヤマハ・ダンティーン チーフエンジニア)

序盤、真矢はいいペースで走れるよう頑張っていたが、フロントグループからは離されてしまった。真矢は少しずつ速くなってきているのだが、我々はまだ、ブレーキングの安定性を高めなければならない。でも、次のオーストラリアではうまく行くと思うよ。あそこのコースはコーナーのスピードが重要だし、真矢はそれを得意としているからね。
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