2003年 MotoGP 世界選手権シリーズ第7戦
アッセン(オランダ) 〔6月28日(土) 決勝 天気 雨〕

#56 中野真矢 〔予選10位 決勝13位 総合ランキング9位〕

今回は予選初日からエンジンブレーキの調整に手間取って、タイムが思ったように伸びなかった。2日目になり、ようやくセッティングも決まり始めたが、まだ今までのように思いきり攻められる状態ではなく、結局予選10位となってしまった。このサーキットは他と比べると少し特殊なので、今まで調子の良かったセッティングがあまり使えなかったのかもしれない。しかし、決勝に向けては2日間のデータを見て、ドライでならある程度いける自信はあった。
決勝はハーフウエットでのスタートで、前後スリックタイヤを選んでスタートしたが、フォーメーションラップの段階で雨が降ってきてしまい、一時中断の後、レインレースで再スタートとなった。スタートではスピンしないように気をつけていたが、気にしすぎていたようで、その分出遅れてしまった。序盤はタイヤのグリップとブレーキのフィーリングが掴かめず、なかなかペースを上げることが出来なかった。その後中盤からペースを上げて行き、他選手の転倒もあり13位でゴール。後半のラップタイムはまずまずであったが、あまりにもペースを上げるのが遅すぎた。
前回の雨が降ったルマンよりも大分良くなってきているので、今回のデータを踏まえれば、次の雨のレースにも十分対応できると思う。
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ルイス・ダンティーン (ヤマハ・ダンティーン監督)

今日は残念ながら雨のレースとなってしまった。明確なのは、真矢がウエットでの良いレースセッティングを見つけなければならないという事だ。その為に我々は何でもするよ。その中でもチームはよくやってくれた、我々はもう次のレースに目を向けている。
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