2003年 MotoGP 世界選手権シリーズ第2戦
ウェルコム(南アフリカ) 〔4月27日(日) 決勝 天気 晴れ〕

#56 中野真矢 〔予選5位 決勝11位〕

予選では、ここのコースは抜きどころが少ないので、なるべく前のグリッドを目指していた。今回は大きくセッティングを振るというよりも、鈴鹿のセッティングをベースにし、タイヤのチョイスに重点をおいて望んだ。それが良かったようで、まずまずのペースで練習、予選と走れ、タイムアタックをしたときには5番手の位置につけることができ、久しぶりに手ごたえを感じた予選だった。
決勝では、スタートの出だしは良かったのだが、クラッチをリリースするのが早すぎてエンジンがストールしてしまった。その後エンジンをかけ直しスタートすることができたが、他のライダーからはかなり遅れてしまっていた。気を取り直して一台ずつ抜いていき、中盤から後半にかけてのペースは悪くなかった。しかし、スタートのミスが大きすぎた。
予選から本当にいい流れできていたので、決勝の結果は非常に残念だ。予選までの好調さを維持して次のヘレスに向かいたい。
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金子直也 (ヤマハ・ダンティーン チーフエンジニア)

今日は奇妙なレースであった。ロバーツの一件でスタートが遅れコース上にオイルが残り、そして真矢のスタート時のエンジンストール…。しかし、総合的に言えば、ライダーも無事フィニッシュし、ポイントも獲得できた。レースのペースも良く、マシンも真矢も良く働いてくれた。次のレースには幸運があることを願う。
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ルイス・ダンティーン (ヤマハ・ダンティーン監督)

予選の結果からの大きな期待をしていただけに、スタートのことは非常に残念だった。しかし、真矢はその後レースを立て直し、最下位から11位まで順位を上げフィニッシュ、ポイントも獲得できた。ヘレスではもっと上位を狙えるよ。
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