A-STYLE GRAND PRIX OF JAPAN
2006年 MotoGP 世界選手権シリーズ 開幕戦
ヘレス(スペイン)〔3月26日(日) 決勝 天気 晴れ〕
#56 中野真矢 〔予選3位 決勝7位 総合ランキング7位〕
今年はテストでもずっと調子が良く、その勢いを保ちながら開幕を迎えられるようにと思っていた。
初日から調子も悪くなく、予選では3番手を獲得することができ、今回の一つの目標でもあったフロントローに位置することができた。
それでもレースタイヤでは、ドゥカティ、ホンダ勢のラップタイムの方が早かったので、気にはなっていた。
決勝では、スタート直後の1コーナーでクラッシュがあり、危うく巻き込まれそうになったのを何とか回避し、その後序盤は、5位、6位あたりを走行していた。しかし、トップグループの走りにはついて行くことができず、終盤はホンダのケーシー・ストナー選手を追う形での展開だっただが、抜くまでには至らず、結局7位でゴールとなった。
昨年は5位でゴールしていただけに、今年はさらに上の上位を狙っていたのだが、我々がやってきた以上に、周りが決勝に向けての準備を整えてきたという感があり、我々もさらにレベルアップしなければならないことが明確になったと思う。
しかし、第1戦は完走することが最低条件だったし、完走できたことで、次の第2戦がまた楽しみになる。
ハラルド・エックル (カワサキ・レーシングチーム監督)
真矢はこのタフなレースの中、よくやったよ。
昨日と大きく変わったコンディションの中、彼はパーフェクトなセットアップとは言えない状態でスタートしたが、問題を克服し見事に初戦を完走しポイントを挙げてくれた。
今回彼はブレーキングで抜くことができなかった。しかし、我々はもっとエンジンからもパワーを引き出して行かなければならない。そうすれば少なくとも、真矢がスリップストリームにつけば、前を追い抜くことができるというオプションが増えるからね。
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