POLINI AUSTRALIAN GRAND PRIX
2005年 MotoGP 世界選手権シリーズ 第15戦
フィリップアイランド(オーストラリア)〔10月16日(日) 決勝 天気 晴れ〕


#56 中野真矢 〔予選10位 決勝7位 総合ランキング10位〕

ここは去年初めてカワサキで走ったときから何かしっくり来ず、いまひとつ乗り切れないコースだった。ここは右コーナーが少ないためタイヤの右側が暖まりにくく、予選中もその右コーナーで転倒してしまった。幸い大きな怪我はなかったが、レースに向けて少し不安を残す結果となった。
レースでは、終始ホンダの玉田選手とヤマハのトニー・エリアス選手との争いとなった。なかなか前を行く2人を抜けず苦しい展開となったが、高速コーナーでは自分にアドバンテージがありグリップがよく、そこで差を詰めていった。そして最終ラップ、前を行く2台を抜き7位でゴール。トップからの差があり不満も残る結果だが、7位という順位を獲得できたことで、次のレース、またチャンピオンシップを戦う上では重要なポイントを得ることができたと思う。
残すは2戦となったが、残りのレース、来年も睨んでもう一つステップアップした、もっと攻めていけるようなレースをしたい。
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ハラルド・エッケル (カワサキ・レーシングチーム 監督)

またもや、真矢は難しい状況の中最大限の走りをしてくれた。最終ラップでのタイミングはまさに完璧だった。我々はセットアップの段階からブレーキングの安定性とタイヤのグリップに問題を抱えていた。だからここまでの結果は期待していなかったよ。大変な仕事をこなしてくれたチームスタッフにも満足している。
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